経理人and音楽人のブログ

日中は一般企業の経理職として、週末は音楽好きとして過ごす男のブログです。日々徒然なるままに、思いついたことを書き留めたり、皆さんにお役立ちできる情報などをお届けします。

経理職を3年続けてわかったメリットとデメリット

 

どーも、管理人のまーちゃんです。

一般企業の経理職となってはや3年。

この会社も仕事も大分慣れが出てきて落ち着いてきました。

しかし、色々と思うこともしばしば・・・。

今回は、実体験として感じた経理職のメリットとデメリットを お話ししようと思います。

一般的なスキルや経験・知識という面ではなく、会社という社会集団での中での立ち位置や境遇などをお話しします。 

 

 

 

 【メリット】

自分のペースで仕事ができる(他人に左右されることが少ない)

経理という仕事は、営業や現場での作業部門のように締切に追われてしまう、ということがあまりありません。

あるにはありますが、その状況が毎日連続して続く、ということは無いです。

そのため、マイペースに自分のリズムで持ってコツコツと仕事を進めていくことが出来ます。

急に上司や同僚、他部門の関係者の人達にペースを乱されることはあまりないので、そのほうが性格上合っている人は適職だと思います。

周りの忙しそうな状況に合わせてあくせく動くタイプの職種ではないので、向いている人にはピッタリの仕事です。

 

日々の連続性が重要な仕事なので、コツコツ成長できる

経理の仕事は一日一日の積み重ねが非常に重要です。

取引の記録も、記帳や仕訳も、売上や外注費の集計も、決算を迎えたときの処理も、すべては日々の積み重ねの結果です。

毎日毎日同じ作業を繰り返すことによって反復して業務を覚え、成長することが出来る経理という職種は、コツコツ前に進むのが得意な人にはうってつけの職種だと思います。

逆に性格上、今この時を生きるタイプ(過去の話は忘れやすいタイプ)は向きません。

過去から現在までのお金の取引内容をまとめるのが経理の仕事なので、覚えておくと良いでしょう。

 

企業経営に必要な書類の読み方や数字が理解できる

経理職は、その職種上経営に携わる職種として決算書や損益計算書などの財務諸表を作成したり読んだりする機会に恵まれています。

こう言っているまーちゃんも仕事で財務諸表の分析の仕方などを学んだため、実務以外に非常に勉強になりました。

規模の小さい中小企業でしたら、決算書を見てちょっとした経営コンサルのようなアドバイスも出来ると自負出来るほどまでに成長できました。

こうした知識や経験は仮に他の企業で働くこととなっても自分のスキルとして役立てる事が出来ます。

将来経営者になりたい人や、企業の経営に携わる仕事がしたいと思っている人は、管理部門の経験として経理職・財務職を選ぶのも一つの道だと思います。

 

 

 

【デメリット】

単調で日々の刺激が少ない

予想できるかと思いますが、経理職は一言で言えば「毎日同じことの繰り返し」です。

つまり日々行う業務がパターン化されています。

はっきり言って、仕事が単調になります。

マンネリ化します。

なので仕事中、手を動かしながらプライベートの遊びのことを考えることもしばしば。

大体そういう時にミスをしたりするのですが、そこは仕事の目で隅々までチェック(笑)

なので時々行く金融機関への通帳記帳作業などは率先して行きます。

だってたまにはオフィスから出たいし(笑)的な理由です。

仕事の内容に何を求めるか、という価値観は一人ひとり違うと思いますが、オフィスの中でじっと一日中PCを入力して・・・という作業を想像して嫌だなと思うタイプの人は一切向かないので注意が必要です。

ちなみにまーちゃんはじっとしているのは嫌ですが、会計と税務の仕事は好き。

研究職的な側面のある仕事に適正があると自他ともに認めているので、この経理という仕事が性に合っているのだと思います。

会社の決算を迎えたときの忙しさは嫌な半面、仕事に燃えます。

ずいぶん都合の良い性格してます。

性格も経理の仕事がよく合っているのでしょう。

 

営業や現場の部門よりも立場が低いという態度を取られる

これは会社の雰囲気や社風にもよりますが、会社内の偏見で

「営業が上、管理部門は下」

「管理部門は営業が出来ない人の集まり」

「作業部門のほうが忙しい」

と思われてしまうケースがあります。

うちの会社も表立っていませんがそういうフシを感じるときがあります。

電話や相対するときの態度によく現れます。

こっちも忙しい時に

「いますぐ請求書郵送して」とか

「今日中にこれ出来るでしょ?」とか言う感じで、

『どうせ経理ってヒマなんでしょ?』という感じでものを言ってくる人もいます。

本来、まーちゃんはそういうのに過敏に反応してそれこそムスッとした態度をとってしまいがちなのですが、そこは大人、気をつけます。

本当は職業に貴賎なし、営業は経理にできない仕事、経理は営業に出来ない仕事をそれぞれ担当しているのだという毅然とした態度で対応したいところです。

会社でうまくやっていくのも仕事のうち、とよく上司に言われますがまさにこういうところをうまく立ち回れるかどうか、それも経理をはじめとする管理部門には求められてくるようです。

  

常に会社にいるものと思われる

仕事人ですが、諸事情によっては会社を有給休暇などで休むことがあります。

他部門の関係者にはある程度伝達することもありますが、一応社内のイントラネットでスケジュールを入れているので調べようと思えばすぐわかります。

しかし、それでも休み中に

「あれ?なんで今日いないの?参ったなぁ~」とか

「今日いると思ったのに・・・」と言われることもしばしば。

こっちの責任ではないのに、不機嫌にさせてしまうこともあり、外出や研修などで席を外しているときにもチラホラとそういうケースが見られます。

よくスケジュールを見ろ!と言いたいのですが、職種上オフィスにはいるタイプの仕事なのでいつも会社内にいるものだと思われがちです。

まーちゃんもそういう時があると、相手に向かって

「こっちはそっちのスケジュール見て行動してるんだけどなぁ」

と思ってしまいます。

同僚が休んでいるときのカバー対応をしなくてはならないときも然り。

自分の仕事の手を止めすぐ対応してあげなくてはならないときもあるので、よくスケジュールを確認してもらいたいものです。

 

こういうときもすぐ顔には出さずに適切な対応を心がけたいもの。

また自分の方から「明日休むので何かあれば今日中に」と言ってあげるのも一つの手ですね。

 

 

 以上、今回は実際に会社の経理として生きるまーちゃんの心で感じた経理職のメリットとデメリットについてお話ししてきました。

この記事を一つの経理職の判断材料としてして頂けると幸いです。