どーも、管理人のまーちゃんです。
まーちゃんはサラリーマンですが、日々の収支や所得金額を把握するため、また簿記知識を錆びつかせないようにと、自分自身を個人事業主に見立て、会計ソフトを使って記帳・仕訳をしています。
使用しているソフトは完全無料のFreeway経理Liteで、こちらを使って個人用口座の記帳や給与所得などの金額を記帳しています。
そんな折、2018年の暮れからひとつ新たな問題が発生しました。
それは、趣味である競馬のオンライン購入を始めたことです。
まーちゃんはJRAの「即PAT」と「楽天競馬 」に加入し、保有している楽天銀行の口座と直結してリアルタイムで投票券を購入でき、また当選金も即日入金できるシステムを利用し始めました。
ここで一つ問題となるのは、「これらの取引をどのように仕訳するか」ということです。
基本となる勘定科目は「事業主貸(資産科目)」と「事業主借(純資産科目)」です。
一般的に生活費を引き落とした場合は
【借方】事業主貸 / 【貸方】預金口座・現金など
で仕訳。
反対に生活費から事業用資金を充てがった場合は
【借方】現金・預金口座など / 【貸方】事業主借
で仕訳をします。
これを踏まえて競馬のオンライン購入の仕訳をする目的と、それに伴う問題を整理しましょう。
【目的】
1.日々の取引を仕訳したい
2.競馬での収支と入出金を把握したい
3.確定申告が必要となったとき、一時所得を簡単に把握したい
【問題】
1.頻繁に購入すると仕訳が面倒
2.給与所得とは関係ない収入と所得が発生する
3.どのように記帳していくかわからない
以上のような事柄が頭に浮かんでくると思います。
目的の中で、なぜ確定申告や一時所得を気にする必要があるのかは、こちらのブログ記事を参考になさってください。
www.businessaccountingandmusic.com
まーちゃんは今後に向けて競馬の収支と所得を把握・管理するために考えました。
そしてひとつの解答を導き出しました。
まず大前提として、以下の2つを基本としました。
1.競馬の収入と所得は一ヶ月単位で計算して仕訳する
2.一日ごとのオンライン購入の入出金では損益科目を使わない
ちなみに競馬のオンライン投票では、それぞれのサービスの口座に一度お金を入金し、そこから投票券を購入するというスタイルになっています。
当選金はそのサービス口座に一度振り込まれ、提携している銀行口座へ出金できるようになっています。
そのため、事実上新しい口座を作ったのと同じことになるのですが、入出金の際にいちいちいちお金を振替えるのが面倒で仕訳件数も多くなるため、このような処理にしました。
・サービス口座に入金した際
【借方】事業主貸 / 【貸方】預金口座・現金など
・サービス口座から出金した際
【借方】現金・預金口座など / 【貸方】事業主借
つまり、日々の生活費を処理するのと全く同じにしました。
競馬はあくまで趣味であり本業ではないので、きっちり口座の科目を作って処理する必要はないという判断のもと、生活費の一部という考え方で処理することにしました。
こうすると、仕訳もとても楽になります。
しかし、これだけでは収入金額と所得金額は把握できません。
そこで、一ヶ月ごとの収支と一時所得金額を把握すべく別のファイル(Excel)で一日ごとの競馬収支表を作成しました。
以下のブログ記事を参考に作っています。
www.marchans-choice-music-and-accounting.com
これで一ヶ月ごとの収支と一時所得金額を把握します。
最後に、勝馬当選金と必要経費をどのように仕訳処理するか?
以下のように仕訳をすることにしました。
例として当選金が1,500円、その当選金分の投票券購入費用が600円だとすると
【借方】 【貸方】
投票券購入費用 600 投票券当選収入 1,500
事業主貸 900
となります。
ミソは、購入費用のなかにハズレ馬券は含んではいけないというところです。
こうすると、当選金の総額も、一時所得としての当選金(=1,000-600=900円)も把握することができます。
借方で当選金総額と購入費用の差額を事業主貸で処理するのはなぜか?
と思う方もいらっしゃるでしょうが、事業主貸が資産科目であることと、要は事業主貸分≒生活費なので、生活費の一部を当選金で賄ったいうことで事業主貸を使用するのが最も妥当であると考えられます(ちょっと難しいかもしれません)。
今回は、競馬のオンライン投票をどのように仕訳するか、考えてきました。
まーちゃんの仕訳はあくまで一つの考え方ですので、他のやり方もあると思いますがおそらく今回の方法が最も手っ取り早く、かつ正確な方法だと思っています。
次回も簿記や仕訳にまつわる記事をアップしていきたいと思います!